オランダ・コロニアル風の建物で、大統領は1882年に２階で生まれました。裕福なアメリカ人の子息として学校に行かず、この地に１４才まで家庭教師だけで学びます。

大きな図書室を兼ねたリビング、食堂などがあります。プロジェクターで大統領の功績を投写していました裕福な家とは、こういうものかと見学します。

広大な敷地ですが、大統領夫人エレノア（Eleanor)の手掛けた庭も見ることができます。

　ルーズベルト大統領は唯一４選された大統領で、世界恐慌後のニューディール政策、第二次世界大戦を経験、車椅子を使う重度の身体障害者ということから米国人には人気がありますが、一方で、東西冷戦をもたらしたなど評価は分かれ、日本人にとっては、太平洋戦争へ突入させられた強硬政策や日系人の強制収容所政策など人種差別もあり、あまり良い感情ではありません。大統領は終戦を待たず、1945年4月に執務中の脳卒中で亡くなりますが、その２週間前に当地を訪れています。

　西にハドソン(Hudson)川、東はコネティカット（Connecticut)州の境となる風光明媚なＮＹ州Hyde Parkの300エーカー（約３６万坪）の敷地に第３２代アメリカ大統領の生家があります。

ルーズベルト（F,D,Roosevelt）が、1938年に改修、雑踏を避けるように保養したり、友人などを招いていました。Summer White Houseとも呼ばれていました。

　大統領は、この地に婦人と飼っていたスコティシュテリアとジャーマンシェパードの愛犬と埋葬されています。

　マンハッタンからはハドソイン川に沿って車で約100マイル、めったに日本人は訪れない地です。ハドソン川を眺めながら、また広大な敷地を見ながら、景色を味わうには良い場所です。

　ルーズベルト大統領の祖先は1650年頃オランダから移住してきたとされ、当初ニューアムステルダムと呼ばれたニューヨークに住んでいましたが、大統領の父親がこの不動産を購入します。すでに厩舎や競馬場もあったようです。