1860年代にWells Fargoは、今は伝説的な駅馬車で西部にネットワークを構築、1869年の大陸横断鉄道の完成後でも、鉄路のない地域へ駅馬車で人と物資を配送します。
　ＬＡの博物館入り口に駅馬車がドーンと置いてあります。馬車のなかに入ると意外と小さいですが、これに揺られて行くのは大変で、苦痛少なく乗る方法の本も出版されていたとか。。

　当時の銀行の帳票、金庫なども展示されていますが、やはり駅馬車にかかわる鉄砲、短銃や馬具に興味があります。
　また初期に駅馬車の騎手として活躍、後に女性を判るChalieの話も紹介されています。映画のように、駅馬車は頻繁に無法者に襲われますが、Wells Fargoは懸賞金を掛けたり、駅馬車に金庫をくくりつける工夫をしていました。開拓史の１ページを見るには良い博物館です。

　西海岸最大の金融機関で、全米でも片手の指に数えられるWells Fargoの歴史博物館です。 Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｅｘｐｒｅｓｓの創始者としても知られるHenry WellsとWillisam G.Ｆａｒｇｏは1852年にサンフランシスコのモントゴメリー街で宅配業と送金や貯金、貸金庫、金の売買などの金融業を始めます。1918年に宅配業を売却、純粋な金融業の企業となりますが、150年以上の歴史にはアメリカの歴史の一面を見ることができます。Well Fargo博物館は、このＬＡだけでなく、全米に９つもあります。

Wells Fargo Museumへの行き方は、ＬＡの地下鉄、Pershing Square 駅下車、Bunker Hillの現代美術館（ＭＯＣＡ）の西側です。１階ですが、South Grand AvenueのWells Fargoの裏にあたり、通りからはちょっと見えにくいところにあります。

　2008年に東海岸大手のWachovia 銀行を救済合併しましたので、Ｗｅｌｌｓ　FargoからWachoviaの口座にアクセスできるようになり、寄ってみました。Museumは無料で見学できます。